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1歳児の発達、その特徴とは?

喃語は、1語文に変わる

「あー」とか「うー」というように、意味のない言葉(喃語)を赤ちゃんは話します。それが1歳児になると、意味をもつ話し言葉になりはじめ、「ワンワン」、「バイバイ」、「マンマ」というように、明確な言葉を話すようになります。 さらに、ご飯を指して「マンマ」と言ったり、犬を指して「ワンワン」と言ったりと、モノと言葉を一致することができるようになります。 つまり、1歳児は大人が話している言葉を聞いて、「これはワンワン、つまり犬なんだ」と理解することができるようです。

こどもの言いたいことを汲みとる

けれども、わたしたちのように主語と述語を分けて話すことはできません。そのために、犬がいること、可愛いと思っていること、ちょっと怖いと思っていること、これらはすべて「ワンワン」になってしまうのです。そのようなことから、自分の意思を周りにうまく通すことができずに、「わかってもらえない!」とかんしゃくを起こすケースも少なくありません。 うまく自分の気持ちを自分の言葉として表現できない1歳児に対して、その視線や行動から「どうしたいのかな?」という1歳児の意図を、保育士を含めて周りの大人が読み取ってあげられるかどうかが重要になってくることでしょう。

積極的に話しかける

また、1歳児は大人が話している言葉を注意深く聞いて、それを理解しようと努めています。毎日の保育のなかでも、「おもちゃをもってくるからね!」、「ここで待っていてね」というように、保育士が話しかける言葉は、なんとなくですが理解できているようです。 そのため、1歳児に対しては、大人から積極的に話しかけてあげることが非常に重要です。保育士としても、丁寧な言葉をつかって、優しく話しかけることを心がけましょう。

筋力の発達で、活発な動きも!

1歳児は、少しずつ筋肉がつき始める時期です。これまで伝い歩きをしていた1歳児でも、はじめての一歩を踏み出すことができれば、すぐにでもよちよち歩きをし始めることは珍しくありません。 一度歩き始めたら、1歳児の視界はもちろん、行動範囲も一気に広がることでしょう。 刺激された好奇心が、「あっちにもこっちにも行ってみたい!」というように、自分が興味をもった方向に歩き出していきます。さらに、腕の筋肉もついていくことから、保育園の園庭にある遊具によじ登り始め、遊び方が一段と活発になっていくでしょう。

転倒時の怪我に注意!

このときに1歳児の歩行で注意しておきたいこととして、よちよち歩きでの姿勢が“やや前掲している”ことによって、転倒しやすいということです。 「救急搬送データから見る日常生活の事故」(東京消防庁、2013年)という調査でも、1歳児が救急搬送される原因として、転倒時のケガが第2位に入っています。とっさに前方に手をついて、自分の頭部を守ることができない1歳児は、どうしても頭をぶつけたり、唇を切ったりする事故につながりやすいことを認識しておきましょう。 歩き始める時期は、同時に転倒しやすい時期といえることがよくわかるのではないでしょうか。

運動させないのではなく、転んでも大丈夫な環境づくりを

とはいえ、あまり心配しすぎるあまり、「歩かせない」とか「遊ばせない」というのは、1歳児の発達を考えるとよくありません。 たくさん歩き回ることで、足の指に筋肉がつきます。また、全身の筋力が発達して、歩くときにバランスをとったり踏ん張ったりする力もついていきます。 行動範囲には危ないものを置かないように配慮したり、保育園の園庭や公園などであそぶときには芝生など転倒しても大きなケガにつながらない場所を選んだりするなど、保育士が安全に気を配りながら1歳児が歩くことをサポートしましょう。 さらに、保育士が見守っているところで、追いかけっこや探索遊びなどをして、1歳の歩行や身体の発達を促していきましょう。 屋外ではもちろん、室内でも保育士は1歳児から片時も目が離せません。しかし、1歳児と一緒に楽しみながらも、その安全にはくれぐれも配慮することを忘れないようにしましょう。

著者

九州地方に住んでいます。昼間は保育士、空き時間をつかってブロガーとして仕事をしています!

まとめ

いかがでしたか?よちよち歩けるようになったことが楽しくて、とととっと歩いている子どもを見るのは本当にかわいいですよね! 安全に配慮して、しっかり動ける環境をつくることで、心身ともに丈夫なこどもたちになりそうです。 次回も引き続き、1歳児の特徴についてご紹介いたします。

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